FP向けメールマガジン FP E-PRESS

【急増する老後相談に】セミナー『認知、介護、老人ホーム選びのアドバイスポイント』/FP向けコラム『成人年齢18歳引き下げでFPとして押さえたいポイント』

■□■ FP E-PRESS(エフピーエプレス)(Vol.1087 2022/4/06) ■□■


皆さん、こんにちは

エフピー研究所のミタです。


早いもので新年度となりました。

心なしか電車に乗る人も以前より増えてきたような気がします。



弊社の業務も、今月はさまざまな企業様の新入社員研修が続きます。

私もフレッシュな気持ちで日々を過ごせそうです。



それでは今週もFP E-PRESS(エフピーエプレス)をお楽しみください。




━【 おすすめセミナー紹介 】━━━━━


【オンラインセミナー(ウェビナー)】


『相談が激増!「認知、介護、老人ホーム選びのアドバイスポイント」』


◆元国際政治記者の講師が送る高齢期のマネープラン

講師の福本氏は海外赴任のご経験や長い記者生活を経て、2015年にFPとして独立されました。独立後は高齢期の介護をメインに、お金ときっても切れない住まいと介護の関係についても相談・講演を多数開催されています。

今回のセミナーでは、自ら施設・介護の現場に入り、困窮する高齢者のライフプランにも関わってきたご経験を、記者として培った分析眼で、わかりやすくお話していただきます。




□■■ セミナー概要 □■■

【講師】 福本 芳朗 講師

【日程】 2022/5/28(土) 13:00-16:00

【概要】

総務省の統計によると、2021年日本の高齢者の総人口に占める割合は29.1%、総人口の約3割が高齢者ということになります。将来的な推計では、2060年には約40%になると予想され、今後も高齢化の度合いは、増加の一途を辿ることに間違いありません。


介護離職の問題はいまだ健在し、老後のマネープランを考える余裕もなく高齢期に突入、いきなり始まる親の相続や介護で家計状況が急転する人が大勢います。

誰もが直面する老後。自分だけは大丈夫、でしょうか。


核家族化の進行や未婚・熟年離婚での単身独居者の増加等、複雑化する状況の中、FPとしてどのようなライフプランニングやアドバイスを行っていけばいいでしょう。


長くなった老後の時間、マネーの不安に寄り添える専門のFPがいま必要とされています。




□■■ 講座の目的・対象者 □■■



【こんな方におすすめです】

◆高齢期のマネープランに寄り添えるFPになりたい


◆老後の相談において、他のFPとの差別化を図りたい


◆高齢期の相談に幅を持たせ質を向上させたい


◆現在日本で生じている高齢期周りの問題をしっかり理解したい


◆老人ホームの実態や実例を把握したい


◆良い介護プランの作り方が知りたい





■□■ カリキュラム内容 ■□■


<カリキュラム>

1.人生100年時代のリスク 
 
 現在女性の4人に1人は95歳まで生存。人生100年、現実味を帯びる。
 年金は減額、介護・健康保険料は増額、自己負担も増加…
 長寿化で多くの資産残高マイナスに。
 資金不足で老人ホーム退所も。


2.高齢者の暮らしを変える「地域包括ケア」
 
 国の財政難が生んだ新制度。
 介護も医療も地域(自宅)で。


3.老後にかかる費用
 
 老後にかかる費用と、介護費用の占める割合。
 しっかりプランニングしない巨額な支出に。~失敗例が教えるもの~


4.自宅に住み続けるためのアドバイスポイント  

・家を整える
・支援ネットワークを整える、
・体を整える。


5.認知症 早期発見の重要性
 
 医療面と財産管理面での対応


6.「施設」入所を判断するタイミング 


7.施設の種類、サービス内容、コスト


8.資金が足りない時の対応策


9.施設選びの流れとポイント  


10.入りたい施設に入る技術  

 200人待ちの実態。施設が求めるものを実例を交えて説明
 アピールするアプローチの実例も紹介。


11.質が良く、低コストな介護プランをつくるポイント




■□■ お申込詳細 ■□■


<お申込みはこちらのURLのページから>

https://www.kyoukara.jp/school/?detail=247


皆様のご応募をお待ちしております。



━【 近日開催のセミナー 一覧 】━━



■ 4/16(土)

<オンラインセミナー(ウェビナー)>

『5時間でわかる公的年金の基礎と改正情報~年金達人FPになるために~』

https://www.kyoukara.jp/school/?detail=246



■ 4/26(火)

<オンラインセミナー(ウェビナー)>

『「FP名人オンライン版」ソフトを極める!!使いこなし講座≪操作編≫』

https://www.kyoukara.jp/school/?detail=207


『「FP名人オンライン版」ソフトを極める!!使いこなし講座≪事例研究&コンサル編≫』

https://www.kyoukara.jp/school/?detail=220



■ 4/30まで配信(土)

<オンデマンド配信>

『有料相談3500件FPが実践! 信頼されリピーターを生む住宅ローン相談術』

https://www.kyoukara.jp/school/?detail=248



━【 今週のラインアップ 】━━━━━


● FPインターネット継続教育のご案内

 
● FP名人無料説明会のご案内



● FP業務 お役立ちコラム



━【 FP継続教育 通信講座のご案内 】━


■ 「今日から始めるインターネット継続教育」
  AFP15単位,CFP30単位の取得可能。


AFP 15単位【2,530円税込】
CFP 30単位【2,970円税込】

お申込みはコチラから

WEB
→ https://www.kyoukara.jp/index2.php

スマートフォン
→ https://www.kyoukara.jp/sp

     
■ 「今日からはじめる速達便継続教育」
  テキスト(冊子)版
(パソコン・インターネットが苦手な方におススメ)

お申込みはコチラから

Tel
→ 03-5803-2167   

WEB
→ https://www.kyoukara.jp/paper



━【 FP名人 無料説明会のご案内 】━


【FP名人新規ご購入を検討中のお客様へ】


★参加特典としてFP名人ユーザー様のインタビュー集をプレゼント!

FP名人を活用し、成功されている方のインタビューを集めた冊子をプレゼント致します。あなたのビジネスのヒントが見つかるかも!?


  ~~ 概要 ~~

・FP名人の新たに購入することを検討中の方を対象とした説明会です。

・事前予約制、約60分の説明会(無料)となります。


「実際の操作画面を見てみたい、質問したい」という方は、ぜひご参加ください!

なお、ウェビナーという形式でZoomを使用して説明しますので、カメラやマイクは
不要で、他の参加者に顔や名前が見えることはありません。
お気軽にご参加下さい。


■■□オンライン説明会■■□


全国どこにお住まいの方も、パソコン・タブレット端末があれば参加できます!
 

<開催スケジュール>


2022年 4月8日(金)10:00~

2022年 4月22日(金)11:00 ~


お申込みはこちらから
https://www.fplabo.co.jp/fptool/fp-meijin/event.php


皆様のお申し込みをお待ちしております。



━━【  FP業務 お役立ちコラム  】━━



『成人年齢18歳引き下げでFPとして押さえたいポイント』


( 執筆者:ファイナンシャルプランナー 寺澤 真奈美 )


―――――――――――――――――――――


こんにちは。
通信費見直しアドバイザー・ファイナンシャルプランナーの寺澤真奈美です。


今月から民法の改正により成人年齢が20歳から18歳に引き下げらました。実は我が子も2022年4月1日現在で19歳。このたび成人を迎えました。18歳成人でも、20歳成人でもない、19歳成人というレアな経験をしています。そこで先日SNSに下記のような成人年齢を投稿したところ思った以上に反響がありました。

【新成人となる日】
2002年4月1日以前生まれ:20歳の誕生日(20歳成人)
2002年4月2日〜2003年4月1日生まれ:2022年4月1日 (19歳成人)
2003年4月2日〜2004年4月1日生まれ:2022年4月1日 (18歳成人)
2004年4月2日以降生まれ:18歳の誕生日(18歳成人)

どのような反響があったかと言いますと、自分の子供が該当するのかしないのか理解するのに時間がかかってしまった方、このSNS投稿を見るまで全く我が子が該当していることに気づかず、ハッとした方など、様々な反応でした。

そして、我が家にも早速影響が。証券会社から4月1日の新成人になったタイミングで、未成年口座から成年口座に切り替わり、子ども名義(19歳)宛に簡易書留郵便が届きました。内容は、未成年口座用のログインパスワード等をリセットして、成人口座用の新パスワードを再発行したものでした。

そこで今回のコラムは成人年齢引き下げによって変わったこと、変わらないことについてFP目線でお話ししたいと思います。



【背景】
日本での成人年齢は20歳と明治時代以降から民法に定められていました。この民法が改正され、2022年4月1日より成人年齢が20歳から18歳に引き下げられました。これによって、2022年4月1日現在で満18歳、満19歳の方は新成人となりました。

このような流れになった背景には、世界的な成人年齢を18歳としている国が主流であることが挙げられます。(OECD=経済協力開発機構加盟国の32/35の国が、成人年齢を18歳としている。)記憶に新しいのは、2015年6月から公職選挙法が改正され、投票権の18歳への引き下げが行われたことでしょう。このように少しずつ成人年齢18歳に基準をあわせていきました。

それでは、18歳成人でどのようなことができるようになったのでしょうか。

【18歳になったらできること】
・親の同意がなくても契約できる
・10年有効のパスポートを取得する
・公認会計士や司法書士、医師免許、薬剤師免許などの国家資格を取る
・裁判員に選ばれる
・国籍選択の引き下げ
・結婚 結婚可能年齢が男女とも18歳に(女性が16歳から18歳に引き上げ)
・性同一性障害の人の性別変更の申し立てができる

特に押さえておきたい部分は、親の同意が無くても
・ローンが組める
・携帯電話の契約ができる
・車の購入ができる
・賃貸借契約書を結ぶことができる
・クレジットカードの契約ができる
・証券口座の総合口座の開設ができる
・生命保険や損害保険の加入時に法定代理人を立てずに契約できる
などが具体的に挙げられます。

とは言っても、例えば車の購入には大きな資金が必要で、ローンを組む場合でも、毎月の安定した収入があり、収入に対するローン返済額も現実的なものでなければ、マイカーローンの審査は通りません。また、日本クレジット協会が調査を行ったこところ、学生について93%の加盟店がクレジットカードの限度額を20歳以上と比べて低く設定すると回答したそうです。

今回の成人年齢引き下げは、メディア等でネガティブな部分のみが強調されてるようにも感じますが、逆に様々な法律を知るチャンスでもあると考えています。自分の意思で様々な契約ができるようになる、自分の裁量で物事を判断できる、選択肢が広がる、などポジティブ面も多くあります。そうなるためにはさらに金融教育がますます重要になってくると感じます。



一方で20歳にならないとできないことには、次のことが挙げられます。

【20歳にならないとできないこと】
・飲酒をする
・喫煙をする
・競馬、競輪、オートレース、競艇の投票券(馬券など)を買う
・養子を迎える
・大型・中型自動車免許の取得
・国民年金の被保険者資格を得る

特に飲酒・喫煙について勘違いしている方が多いので注意が必要です。また、国民年金保険料の納付義務が生じる年齢も、現時点では20歳のままで変わりません。


【成人年齢引き下げに伴うよくある質問】

成人式の時期がどうなるのか?という課題もあります。成人年齢18歳施行後の2023年1月の成人式は、18歳、19歳、20歳の3世代同時開催するのかどうかなど検討されています。特に18歳は受験シーズンなので今後の各自治体の動きが気になるところです。

また、子供の養育費についても気になるところです。法務省のサイトには以下のように掲載されています。(一部抜粋)

″例えば「子供が成年に達するまで養育費を支払う」との取決めが行われていたとします。取決めが行われた時点の成年年齢が20歳だとしたら、成年年齢が引き下げられたとしても、従前どおり子供が20歳になるまで養育費の支払義務を負うことになると考えられます。
また、養育費は、子供が未成熟であって経済的に自立することを期待することができない場合に支払われるものなので、子供が成年に達したとしても経済的に自立していない場合には、養育費の支払義務を負うことになります。例えば、子供が大学を卒業するまで養育費の支払義務を負うことも多いと考えられます。″

このように法務省のウェブサイト「民法(成年年齢関係)改正Q&A」に成年年齢の引き下げに関してよくある質問が掲載されているので、参考にしてみてください。
https://www.moj.go.jp/MINJI/minji07_00238.html#6


【最後に】

今回の話題は、みなさんやみなさんのお客様でお子さんがいらっしゃる方にとっても大きな関心事であると思います。特に金銭が絡む契約関連についてはFPとしてはもちろんのこと、大人も今一度確認する必要がありますし、子どもたちへの金融教育をおこなうきっかけにもなるとも思います。そして金融教育だけではなく、新成人になる若者が何を想い、どのような人生の選択をしていくのか。ファイナンシャルプランナーとして、そのサポートができたら・・・と、強く思いました。



――――――――――――――――――

<執筆者紹介>

寺澤 真奈美 (てらさわ まなみ)
通信費見直しアドバイザー
Gallup認定ストレングスコーチ

生保・損保勤務を経て2017年より独立系ファイナンシャルプランナーとして、
オンライン相談を中心に活動。ファイナンシャルプランナーとしては数少ない、
携帯スマホ・格安SIM等の通信費見直しを強みとしており、500件の通信費
見直し実績、さらにMVNO通信業者とのタイアップ企画の実績もある。

個人や企業従業員向けFP相談のほかに、セミナー講師、オンライン講座、ウェブ
サイトや情報誌などのコラム執筆も手掛ける。家計の見直し、格安SIM、
資産運用などの情報を誰にでもわかりやすく伝えることが強み。

近著に自身の資産形成の体験談を基にした『子どもを2人育てながら1億円貯めた
夫婦の40代FIREまでの道のり』kindle版で販売中。


・格安SIM・通信費見直し×誰でも効果がでる家計見直しが強みの
ファイナンシャルプランナー「寺澤真奈美公式HP」

https://manami-terasawa.com/


・『子どもを2人育てながら1億円貯めた夫婦の40代FIREまでの道のり』
(Kindle版)2021.10.1発売

https://amzn.to/3uuo5Tx



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