【FP E-PRESS】『「健康寿命」と「健康年齢」』【FPコラム】 (Vol.865 2017/11/15)
■□■□■ FP E-PRESS(エフピーエプレス)(Vol.865 2017/11/15)■□■□■
こんにちは。
エフピー研究所のツカモトです。
先日、ビッグデータとAIを活用した投資信託を購入してみました。
私は、基本的にはAIが人に負けることはないと考えているのですが、
仮にAIが人より優秀な運用をするとしても、今度はきっとAIの中に優劣が
でてきますよね。どうなるのでしょうか。
AIを活用した商品はどれもまだ運用期間が短く、未知な部分も多いのですが、
うちの子(AI)が優秀であることを祈りつつ、しばらく見守るつもりです。
さて、今週はこちら。
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『「健康寿命」と「健康年齢」』
(執筆者:小川 満啓)
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今回のコラムは、最近注目度が高まっている「健康寿命」と「健康年齢」の2つを
テーマに取り上げてみました。
最初のテーマは「健康寿命」です。
このコラムをお読みの方が「寿命」という言葉でまず連想するのは、厚生労働省が
毎年公表をしている「簡易生命表」の「平均寿命」あるいは「平均余命」ではない
でしょうか。
「平均寿命」あるいは「平均余命」は、家計の生活設計を考える場合は、その世帯
がいるまで存続するか、つまり対象となる人がいつまで生きられるかは重要な前提で、
この簡易生命表をもとに死亡生命保険の保険料が算定されていることは周知のことで、
平成28年度の「簡易生命表」では、平均寿命は男性が80.98歳、女性が87.14歳、
60歳の平均余命は男性が23.67年、女性が28.91年です。
一方で今回取り上げた「健康寿命」は、厚生労働省が「21世紀おける国民健康づくり
運動」として推進している「健康に日本21」でも取り上げられている指標で、
「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活ができる期間」と定義されて
います。
具体的には、厚生労働省が「国民健康調査」の調査項目として3年ごとに行っている
健康調査で「あなたは現在、健康上の問題で日常生活に何か影響がありますか」
「あなたの健康状態はいかがですか」という質問で、「日常生活に制限のない期間の
平均」「自分が健康であると自覚している期間の平均」「日常生活動作が自立して
いる期間の平均」に年代別人口や生存率などを加えて算出した「日常生活で健康で
いられる期間」の平均です。
内閣府男女共同参加局が公表している資料では、平成25年時点の「健康寿命」は、
男性が71.19歳、女性が74.21歳です。
平成28年の平均寿命との差は、男性が9.79歳、女性が12.93歳です。
この「健康寿命」を超える期間は、老後の生活設計において病気や介護などとの
共存を余儀なくなくされる「健康ではない期間」、つまり医療費や介護費用などの
支出が想定される期間です。
今後の日本は、男女ともに「平均寿命」は長くなると予想されています。
国立社会保障・人口問題研究所の推計では、平成34年の平均余命は、男性が81.15歳、
女性が87.87歳です。
必然的に人生の後半で健康でないことが予想される期間も長くなります。
この「健康寿命」は、FPが行う生涯生活設計、あるいは生命保険の相談においては
持っておくべき命題の一つです。
次のテーマは「健康年齢」です。
「健康年齢」とは、上述の「健康寿命」とは異なり自分の健康状態を分りやすく
理解するための指標で、健康診断の結果と性別、実年齢をもとに、株式会社日本医療
データセンターが保有している18歳から74歳までの約160万人分の健康データと
医療費をもとに開発されたモデルから、自分の健康年齢は何歳に相当するのかを
算出します。
健康年齢の測定に使われる健康診断の数値は、次の12項目です。
1.体格(BMI) 2.収縮期血圧 3.拡張期血圧 4.中性脂肪 5.HDLコレステロール
6.LDLコレステロール 7.ATS(GOT) 8.ALT(GTP) 9.ガンマ―GT(ガンマ-GTP)
10.血圧(HbA1c) 11.尿糖 12.尿蛋白
「健康年齢」は、健康診断や人間ドックの結果通知や生命保険会社や少額短期保険会社
などが取扱いをしている「健康年齢連動型医療保険」の保険料率計算など様々な場面で
利用されています。
2017年の春からは、全国の健康センターで健康状態に応じた健康年齢レポートが
健康診断、人間ドックの結果と一緒に入手できるようになっています。
ここからは、「健康年齢連動型医療保険」は、生命保険に加入あるいは更新をする
際の保険料の年齢計算が「実年齢」ではなく「健康年齢」で決まる保険商品を
みてみましょう。
取り上げるのは次の2つの保険商品です。
1.健康年齢少額短期保険【健康年齢少額短期株式会社】
・特定疾病の治療のために入院(検査に入院以外の日帰り入院を含む)をした場合は、
80万円が支払われる1年更新の少額短期保険
・契約時、更新時の保険料は健康年齢で決まる
・契約年齢は満年齢で17歳から75歳まで
2.カラダ革命(無解約返戻金型7大生活習慣病入院一時給付保険)【ネオファースト生命】
・7大生活習慣病治療をしたために1日以上の入院(日帰を含む)をした場合、入院一時
給付金100万円(通算10回まで)が受け取れる
・契約時の保険料は「実年齢」で、3年ごとの更新時は「健康年齢」で保険料が決まる
※7大生活習慣病とは、がん(上皮内ガンを含む)、心・血管疾患、脳血管疾患、
腎疾患、肝疾患、糖尿病、高血圧性疾患
・契約年齢は実年齢で20歳から65歳までで、更新時の実年齢が70歳になる場合は終身に
移行できる。
どちらの保険も所定の疾患の罹患場合に一時金が受け取れる保険なので、特にがん保険の
診断給付金の機能を補完する目的では有効な保険商品かと思われます。
保険料の算定が健康年齢なので、自身の状態が優良に維持できる人は、割安な保険料負担
のメリットが得られる点が他の保険商品との違いです。
「健康年齢」の算出は各保険商品のホームページでできます。
健康診断結果を用意してまずはご自身の「健康年齢」をチエックしてみましよう
・健康年齢少額短期保険(健康年齢少額短期株式会社)のURL
↓
https://kenko-nenrei.co.jp/
・カラダ革命(ネオファースト生命)のURL
↓
https://neofirst.co.jp/sim/health.html
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≪執筆者紹介≫
小川 満啓(おがわ みつひろ)
株式会社 エフピー研究所 主任研究員
CFP 1級ファイナンシャルプランニング技能士
証券外務員二種
1959年長野県生まれ
大手生命保険会社勤務ののち、2003年より株式会社エフピー研究所
主任研究員として、大手メーカ従業員の生涯生活設計コンサルテイング、
マネーと保険の相談センターの相談員を担当。
確定拠出年金セミナー講師、公的機関の貯蓄相談員、執筆活動などで活躍中。
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