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【FP E-PRESS】『これから加入する人が選ぶべき保険』【FPコラム】 (Vol.871 2017/12/27)

■□■□■ FP E-PRESS(エフピーエプレス)(Vol.871 2017/12/27)■□■□■


こんにちは。
エフピー研究所のツカモトです。

先週から始めた新企画『FPの生の声アンケート!』ですが、
さっそく多くの方にご回答いただきました。ありがとうございます。

私としては、なかなか興味引かれる結果となっております。
アンケート期間は、【2018年1月3日まで】となっております。
結果は、分析してこのメルマガで発表いたしますので、お楽しみに。

多くの方にご回答いただけますと大変うれしいです。
よろしくお願い致します。


さて、今週はこちら。


━【 今週のラインアップ 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

● FPの生の声アンケート!<<新企画>>

● FP継続教育 通信・通学講座

● FP名人無料説明会のご案内

● FP業務 お役立ちコラム


━━【 FPの生の声アンケート!<<新企画>> 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ 企画の趣旨

 このエプレスの読者は、現場でバリバリ活躍されているFP資格をお持ちの方が中心。
 そこで、それらの方の現場の【生の声】をアンケートとして集めて、皆さんにお返し
 しようという企画です。

 アンケートのテーマについては、徐々に読者のみなさんからも募集をしていきたいと
 思っていますが、今回はお試し期間ということで、最も多くの読者がいる生命保険から、
 医療保険をテーマにしてみました。

 アンケートはたった3問。
 匿名でご参加いただけます。みなさんの率直なご意見をお待ちしています。

 ご参加はこちらから
 ↓
 https://goo.gl/forms/On2twyCqAXORqpVB2



━━【 FP継続教育 通信・通学講座 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ ご好評につき、インターネット特別割引を継続いたします!!
             2,900円(税込)で最大30単位の取得が可能に!
 ・今日から始めるインターネット継続教育
  WEB⇒ http://www.kyoukara.jp/index2.php
  スマートフォン⇒ http://www.kyoukara.jp/sp


■ パソコン・インターネットが苦手な方には、テキスト(冊子)でも受講可能です。
 ・今日からはじめる速達便継続教育
  WEB⇒ http://www.kyoukara.jp/paper/ tel⇒ 03-5803-2167


■ 弊社では、上記の通信講座の他にも、現場で活躍するプロからの生の声で学べる
 通学セミナーも実施しています。


 1月開催の継続教育セミナーはこちら

 ◆1月24日(水) 10:00-16:00
 「『FP名人』ソフトを極める! 使いこなし&コンサル講座」
 講師:小川 満啓
 単位:対象外
 会場:早稲田奉仕園
 詳細:http://www.kyoukara.jp/school/?detail=134


 ◆1月27日(土) 10:00-16:00
 「相談経験が豊富なFPが教える!!保険見直し実践テクニック」
 講師:小川 満啓
 単位:リスク 6単位
 会場:文京シビックセンター
 詳細:http://www.kyoukara.jp/school/?detail=58


 ◆1月28日(日) 10:00-16:00
 「人生100年時代を賢く生き抜くための医療・介護・相続の新常識」
 講師:太田 幸美
 単位:ライフ 6単位
 会場:文京シビックセンター
 詳細:http://www.kyoukara.jp/school/?detail=149



━━【 FP名人 無料説明会のご案内 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【新規ご購入を検討中のお客様へ】

◆通常無料セミナー
 エフピー研究所では、FP名人無料説明会開催を定期的に開催しております。
 「実際の操作画面を見てみたい、質問したい」という方は、是非、ご参加
ください!
 
 1/10(水)、1/24(水):FP名人無料説明会
 10時~、東京都文京区本郷にあるエフピー研究所会議室で開催します。

セミナーの参加申込は ⇒ http://www.fptool.jp/event/



━━【 お役立ちコラム 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

『これから加入する人が選ぶべき保険』


   (執筆者:ファイナンシャルプランナー 平野 敦之)

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死亡保障や医療保障などは生命保険会社が力を入れて販売してきた分野ですが、

このところ長生きや介護にかかる保障についてもさまざまな動きがでてきています。

団塊世代が後期高齢者になる2025年問題が叫ばれる中で社会保障改革も待ったなし

の状況になってきています。


■介護への準備状況 

介護に対する備えの状況をみると、準備していない49.2%、準備している47.8%と

なっています(生命保険文化センター「生活保障に関する調査」/平成28年度)。

平成19年度が41.2%ですからこの9年で多少伸びているくらいの状況です。

また準備をしている人のうち、その手段は現金の比率が最も高く35.2%、生命保険

が27%です。他には損害保険6.5%、有価証券4.4%と続きます。


高齢になると介護のリスクが高まるのは事実ですが、認知症や脳血管疾患、衰弱

だけでなく交通事故や転倒などによる骨折なども介護につながります。

また介護は介護される人だけでなく、誰が介護できるのか、仕事を続けて介護

できる状態か、また長期間に渡ってその状態が続くリスクがあることなどが問題を

複雑にしています。


■公的介護保険の改正

公的介護保険も改正の動きが進んでいます。

介護保険料は報酬に応じた額に段階的に変わります(総報酬割)。

平成29年度に総報酬割の比率は50%になりましたが、平成31年度に75%、

平成32年度には100%となります。

また高額医療・高額介護合算療養費制度は、平成30年8月に所得区分が細分化

される予定です。


これらの改正はいずれも得に年収の高い人の負担が増えるというものです。

公的医療保険や税制改正でも同様の動きがありますが、年齢などは関係なく

負担できる人には負担してもらうということがいまの動きです。


■民間の介護保険の状況

次に民間の保険会社の介護保険について確認していきます。

単純に介護保険といっても主契約のものから死亡保険や医療保険に特約を

付加するタイプなどさまざまです。おおよそ次の3タイプに分かれます。

・日常生活において介護が必要になったときに対象(保険会社基準)
・認知症の診断を受けて見当識障害等があるときに対象(保険会社基準)
・所定の公的介護保険の要介護以上になったときに対象(公的介護保険との連動基準)


また公的介護に連動しつつ、自社基準も設けているケースもあります。

ここ数年の動きとしては自社基準を設けつつ、公的介護保険の要介護認定にも

連動するタイプが増えてきています。

公的介護保険連動も要介護2以上、要介護3以上、なかには要介護4以上という

ものもあります。

要介護4以上となるとかなり重い状態ですが、逆に要介護1以上から公的介護保険

に連動する介護保険も少しずつですが出始めています。

民間の介護保険は公的介護保険での不足分をカバーするものであるのは他の保障

と変わりません。

民間の介護保険の給付には主に一時金と年金があります。

介護がはじまると最初に何かとお金がかかるため一時金があると使い勝手は

いいでしょう。

民間の保険は現金給付というところもポイントです。

介護は長期戦になることもあるので、一時金と年金の給付のバランスを考えて

プランを検討するのが保険を使う場合には現実的です。

民間の介護保険で変わったところでは、アイアル少額短期保険がSOMPOグループ

の介護施設入居者を対象に販売している明日へのちから。

介護度を「改善」することで所定の保険金が支払われるものです。

介護の改善で保険金を支払うのは珍しいケースですが、モラルリスクへの注意も

保険会社としては必要で、販売する相手を絞っているものの興味深い動きです。


またいわゆる認知症保険の販売が好調のようですが、主契約もしくは特約で発売

されています。

給付には当然要件があるので注意が必要なこと、またどんな状態(要介護状態、

認知症)に備えるかは冷静に考える必要があります。


フラット35でも新3大疾病付機構団信には要介護2以上(もしくは所定の条件)で

住宅ローンの返済が免除されます。

団信にここまで保障をつけるかは判断もありますが、お客さんから話がでてくる

こともあるのでFPとしては知識を広げておきたいところです。


介護保障もこれまでとは違った視点で新商品が発売されています。

介護への備えは冒頭確認したように備えが充分なわけではありません。

終わりの見えない介護は精神的・経済的、時間的な負担を強いることになります。

介護のニーズはこれからの10年でより顕在化してくるでしょう。

ある程度の年齢にならないと民間の介護保険は考えにくい人が多いでしょうから、

介護リスクを具体的に伝えてそれを視野に入れつつ介護リスクへの準備が必要です。

介護リスクまで手の回らないケースはまだまだ多いでしょうが、現金でカバーする

ことも含めてFPも今後この介護について意識をしておきたい備えです。




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≪執筆者紹介≫

平野 敦之(ヒラノ アツシ) 平野FP事務所 代表

CFP(R) 1級FP技能士 宅地建物取引士 2級DCプランナー

証券会社、損害保険会社等を経て1998年に独立。生命保険、損害保険
のプロフェッショナルとして実務を重視した活動を展開し、相談業務
やセミナー講師・執筆活動などを行っている。また中小企業の営業支
援も展開。

著書:いまから始める確定拠出年金投資
http://www.office-hirano.net/
http://mylifemoney.jp/



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