【FP E-PRESS】『働き方改革と家計管理』【FPコラム】 (Vol.877 2018/02/14)
■□■□■ FP E-PRESS(エフピーエプレス)(Vol.877 2018/02/14)■□■□■
こんにちは。
エフピー研究所のツカモトです。
オリンピックとても寒そうですね。
見ているこっちも寒くなるような気がします。
2月も半ば。少しずつ暖かいと感じる日も出てきました。
春まであと一息!
さて、今週はこちら。
━【 今週のラインアップ 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
● FP継続教育 通信・通学講座
● FP名人無料説明会のご案内
● FPの生の声アンケート!<<アンケート第二弾 募集中!>>
● FP業務 お役立ちコラム
━━【 FP継続教育 通信・通学講座 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ ご好評につき、インターネット特別割引を継続いたします!!
2,900円(税込)で最大30単位の取得が可能に!
・今日から始めるインターネット継続教育
WEB⇒ http://www.kyoukara.jp/index2.php
スマートフォン⇒ http://www.kyoukara.jp/sp
■ パソコン・インターネットが苦手な方には、テキスト(冊子)でも受講可能です。
・今日からはじめる速達便継続教育
WEB⇒ http://www.kyoukara.jp/paper/ tel⇒ 03-5803-2167
■ 弊社では、上記の通信講座の他にも、現場で活躍するプロからの生の声で学べる
通学セミナーも実施しています。
◆2月17日(土) 13:30-17:30
「[特別]年200組超の相談FPが実践!
信頼されリピーターが生じる住宅ローン相談術」
講師:平野 雅章
単位:ライフ 4単位
会場:ちよだプラットフォームスクウェア
詳細:http://www.kyoukara.jp/school/?detail=50
◆2月22日(水) 10:00-16:00
「『FP名人』ソフトを極める! 使いこなし&コンサル講座」
講師:小川 満啓
単位:対象外
会場:早稲田奉仕園
詳細:http://www.kyoukara.jp/school/?detail=134
◆2月24日(土) 10:00-16:00
「定年退職者事例研究:退職金・年金の受取から社会保険の手続まで」
講師:益山 真一
単位:ライフ 6単位
会場:文京シビックセンター
詳細:http://www.kyoukara.jp/school/?detail=98
◆2月24日(土) 10:00-16:00【名古屋開催】
「実践的家計管理アドバイス~事例を基にアドバイスを考える」
講師:菅田 芳恵
単位:実務倫理 6単位
会場:オフィスパーク栄・宝第一ビル
詳細:http://www.kyoukara.jp/school/?detail=141
※注目!!
今週のお役立ちコラムをお寄せいただきました!!
◆2月25日(日) 10:00-16:00
「5時間で学べる公的年金~年金達人FPになるために」
講師:相川 裕里子
単位:ライフ 6単位
会場:文京シビックセンター
詳細:http://www.kyoukara.jp/school/?detail=143
━━【 FP名人 無料説明会のご案内 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【新規ご購入を検討中のお客様へ】
◆通常無料セミナー
エフピー研究所では、FP名人無料説明会開催を定期的に開催しております。
「実際の操作画面を見てみたい、質問したい」という方は、是非、ご参加
ください!
2/28(水)、3/14(水):FP名人無料説明会
10時~、東京都文京区本郷にあるエフピー研究所会議室で開催します。
セミナーの参加申込は ⇒ http://www.fptool.jp/event/
━━【 FPの生の声アンケート! 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 【資産運用編】2018年、運用はこれだ!
第1回目は「生命保険」から医療保険をテーマにしてみましたが、
2回目の今回は「資産運用」をテーマにしてみたいと思います。
テーマは【自分自身で選ぶなら】と【初心者がこれから始めるなら】の2通り。
多くの方のご参加をお待ちしています。
ご参加はこちらから
↓
https://goo.gl/forms/WDRp0oGy2LcLY3B12
【アンケート期間】:2018/1/24~2018/2/21まで
━━【 お役立ちコラム 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『働き方改革と家計管理』
(執筆者:社会保険労務士・CFP 菅田 芳恵)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
今、政府が力を入れている「働き方改革」。
この働き方改革は、労働者と企業だけの問題ではなく、それぞれの家庭の家計にも
大きな影響があります。
例えば、残業が削減されたことによる収入のダウンや、有給休暇取得促進による
出費の増大。
そして早く帰宅できることによる自己啓発の促進、同一労働同一賃金の採用で
パート社員の収入増と今後は働き方だけでなく、各人の家計についても考えて
いかなければなりません。
そこで、FPとして知っておくべき働き方改革のポイント、そして働き方改革が
家計に及ぼす影響について考えてみたいと思います。
■働き方改革のポイント
「働き方改革」を一言でいえば、ワーク・ライフ・バランスの実現に向けての
働き方の見直しです。
具体的には、長時間労働の削減、有給休暇の取得促進、育児介護等制約のある人でも
能力を発揮できる職場の形成、そして改革の目玉となるのが同一労働同一賃金です。
同一労働同一賃金とは、「同じ仕事をしていれば同じ賃金を支払う」というルールです。
パートタイマー労働法に規定されていて、「パートタイム労働者と正社員の均等待遇」
が義務づけられました。
特に平成27年の改正では今まで無期契約のパートタイム労働者しか対象でなかったことが、
有期か無期かに関係なく全ての労働者が対象となりました。
また働き方に制約のある方や仕事を辞めずに働き続けられる職場形成にも注目が集まって
います。
■働き方改革と家計管理
○長時間労働の削減と収入減
長時間労働を削減するために、仕事の効率化を図ったり、強制的に消灯したりと企業は
いろいろ工夫をしています。
会社にとっては人件費と光熱費が削減されて大きなメリットがありますが、労働者に
とっては残業代が少なくなり実質的な賃金ダウンです。
残業代が生活費の一部になっている場合、家計にとっては大ピンチ。
特に住宅ローンをかかえていて残業代がないと支払いが無理な場合は、毎月の返済額を
減らしてもらうことを考える必要があります。
○長時間労働削減と有給休暇の取得促進で増える支出
長時間労働が削減され、有給休暇も自由に取得できるようになると家族とともに過ごす
時間が多くなるのは、うれしいことです。しかし、家の中でじっとしているわけには
いきません。外食費やレジャー費等の出費が増えていくことになるでしょう。
残業代も減額され、二重に家計のピンチです。
そこで、少ない出費で楽しめることを考えることも重要となります。
また、これを機に家計の支出を見直して「必要なもの」ではなく「欲しいもの」をたくさん
買っていないか等買い方にも注意して下さい。
○増えるプライベートの時間で自己啓発
プライベートの時間が増えて、家族と楽しむことも重要ですが、それと同じくらい重要な
ことが自己啓発です。
定時に帰って資格や語学の専門学校に行ったり、仕事に関する本を読んだり、自らセミナー
を受講したりとスキルアップを図ります。
このプライベートの時間の使い方が、将来の自分自身のキャリアにつながっていき、
長い目で見た場合には収入増にもかかわってきます。
ただし、自己啓発にも費用がかかりますので、ここにも家計の見直しが必須の理由があります。
○同一労働同一賃金でパートタイム労働者の賃金アップ
正社員と同じ仕事の内容と責任、そして職場内での異動があるパートタイム労働者
(有期契約か無期契約かは問いません)は、正社員と同じ方法で賃金を計算し、賞与と
退職金も正社員との時間で按分して支給しなければなりません。
今まで正社員と同じ仕事をしているのに低い賃金で甘んじていたパートタイム労働者に
とっては、実質的な賃金アップとなりうれしい限りです。
■まとめ
働き方改革は、FPには関係がないと思っていませんか?
働き方は、家計に大きな影響を及ぼします。
特に中小企業の賃金においては、基本給を減らして、各種手当を増やす傾向にあります。
そのために基本給は低く、時間外手当を含めることによって総支給額を大きく見せているのが
現状です。
そのために時間外手当を含めた金額で家計を考えていた方が今まではほとんどでしょう。
そこでこれからは、時間外手当は徐々に削減されていくと考えられますので、時間外手当は
ないものと考えて家計の見直しを図ることが必要となります。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
≪執筆者紹介≫
菅田 芳恵
グッドライフ設計塾
CFP(R)・1級ファイナンシャルプランニング技能士
社会保険労務士 CDA DCプランナー
大手銀行、大手保険会社などの勤務を経て、コンサルタント会社において
個人事業主向けの税務・保険・年金の相談業務に従事。
その後、独立、「グッドライフ設計塾」を設立。
━━【アドレスの登録・変更・削除】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
メルマガ変更、削除はこちらから手続きをしてください。
※変更の場合は、現在、配信中のアドレスの解除をした後、新しいアドレスで
メルマガに新規登録をしてください。
⇒ https://www.fplabo.co.jp/fplabo/magazine/front.php
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『 FP E-PRESS(エフピーエプレス) 』(以下「本サービス」)は
株式会社エフピー研究所(以下「当社」)が発行するメールマガジンです。
本サービスの著作権は当社に属し、当社の許可なく複製・再配信などを行うこと
はできません。また、当社はご利用者様の本サービスご利用により生じた損害に
つきましては、その責を負いません。
※このメールマガジンは送信専用アドレスから配信されたものです。
本メッセージの返信メールに対するご対応はいたしかねますので、
あらかじめご了承願います。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
発行元:株式会社エフピー研究所
〒113-0033 東京都文京区本郷3-32-10 BR本郷3ビル 3F
発行者:エフピー研究所
編集者:塚本 健一
URL : http://www.fplabo.co.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━