【FP E-PRESS】『保険種類の境界が崩れ、FPの相談能力は二極化する』【FPコラム】/(Vol.942 2019/5/29)
■□■□■ FP E-PRESS(エフピーエプレス)(Vol.942 2019/5/29) ■□■□■
こんにちは。
エフピー研究所 メルマガ担当のコジマです。
今回のお役立ちコラムは、来月6月22日(土)に開催する弊社セミナー「年200組超
の相談FPの保険相談20事例とトレンド」の講師、平野 雅章氏にご執筆いただき
ました。
今回、新しいテーマのセミナーとなります。
ぜひセミナーへのご参加もお待ちしております。
ご検討くださいませ。
さて、今週はこちら。
━【 今週のラインアップ 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
● FP継続教育 通信・通学講座
● FP名人無料説明会のご案内
● FP業務 お役立ちコラム
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■ 弊社では、上記の通信講座の他にも、現場で活躍するプロからの生の声で学べる
通学セミナーも実施しています。
~セミナー案内~
◆6月15日(土)【東京開催】10:00-16:00
◆7月22日(月)【大阪開催】10:00-16:00
「『FP名人』ソフトを極める!
使いこなし&コンサル講座(基礎編)」
講師:小川 満啓
単位:対象外
詳細:https://www.kyoukara.jp/school/?detail=134
◆6月22日(土) 13:30-16:30
「FPとして知っておきたい障害年金のあらまし」
講師:相川 裕里子
単位:ライフ 3単位
詳細:https://www.kyoukara.jp/school/?detail=175
◆6月22日(土) 13:00-17:00
「[特別]年200組超の相談FPの保険相談20事例とトレンド」
講師:平野 雅章
単位:リスク 4単位
詳細:https://www.kyoukara.jp/school/?detail=176
注目!!
今回のお役立ちコラム『保険種類の境界が崩れ、FPの相談能力は二極化する』
をご執筆頂きました!
◆6月23日(日) 10:00-16:00
「家計管理アドバイス~低金利時代の資産運用と支出管理の実践 」
講師:益山 真一
単位:倫理 6単位
詳細:https://www.kyoukara.jp/school/?detail=138
◆6月29日(土) 10:00-16:00
「FPに必須!亡くなる前にやっておきたい相続対策と終活対策」
講師:明石 久美
単位:相続 6単位
詳細:https://www.kyoukara.jp/school/?detail=161
◆7月13日(土) 13:30-16:30
「[特別] 火災・生保で新規100件、年収2,000万円超を
実現する住宅購入者向け保険提案必勝法!(基礎編)」
講師:鴨藤 政弘
単位:対象外
詳細:https://www.kyoukara.jp/school/?detail=66
◆7月18日(木)10:00-16:00
-19日(金)10:00-16:00
<2日間>
「[特別] マネーセミナー講師養成講座
集客の仕組作りと相談に繋げる話術を学ぶ」
講師:今野隆文・馬場成一
単位:倫理 AFP 7.5単位、CFP 10単位
詳細:https://www.kyoukara.jp/school/?detail=173
◆7月21日(日) 10:00-16:00
「信頼関係構築とリピートにつながる相談力強化セミナー」
講師:太田 幸美
単位:倫理 5単位
詳細:https://www.kyoukara.jp/school/?detail=177
◆7月27日(土) 10:00-16:00
「相談経験が豊富なFPが教える!!保険見直し実践テクニック」
講師:小川 満啓
単位:リスク 5単位
詳細:https://www.kyoukara.jp/school/?detail=58
【大阪開催】
◆8月29日(木) 10:00-15:00
「『FP名人』ソフトを極める! 使いこなし&コンサル講座(応用編)
FP名人の中身を知り尽くした弊社のFP相談部門トップが
仕事の幅が広がる時短ノウハウを公開!
<対面形式20分で作れるキャッシュフロー表作成術>」
講師:今野 隆文
単位:対象外
詳細:https://www.kyoukara.jp/school/?detail=167
━━【 FP名人 無料説明会のご案内 】━━━━━━━━━━━━━━━━━
【新規ご購入を検討中のお客様へ】
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全国どこにお住まいの方も、パソコン、タブレット端末があれば
どなたでもご参加いただけます!
下記までメールにてご連絡下さい。
追って、こちらより日程調整のご連絡を入れさせていただきます。
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皆様のお申し込みをお待ちしております。
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FP名人無料説明会(約30分)を定期的に開催しております。
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是非、ご参加ください!
事前予約制になっておりますので、以下の開催スケジュールからお申込みください。
<開催スケジュール>
6/5(水)10:00~
東京都文京区本郷にあるエフピー研究所会議室で開催します。
※申し込みはコチラから
https://www.fptool.jp/event/
*お申し込みの際は、コメント欄に「ご参加人数」を明記下さい。
皆様のお申し込みをお待ちしております。
━━【 お役立ちコラム 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『保険種類の境界が崩れ、FPの相談能力は二極化する』
(執筆者:平野 雅章)
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FP事務所を開業してから12年ほどで有料相談3,000件に加え、保険募集人として
800件以上の保険契約を私は行ってきた。
個人相談を中心的な業務としているため、国税庁が法人定期保険に関する税務上
の取り扱いを見直す方針を示した「バレンタインデーショック」の影響はほぼ皆無。
この12年間で個人向け保険商品における大きな変化を私が1つ選ぶとしたら、
保険種類の境界が崩れてきていることだ。
例えば、がん保障が充実した医療保険が増え、医療保険とがん保険の境界は崩れて
きている。
最近の医療保険では、がん診断一時金、がん通院給付金、抗がん剤治療給付金など
がん保険とそん色ない保障を特約で付加できる商品が少なくない。
さらには、医療保険の特約の方が優れた保障内容であるというケースさえ散見される。
1つ例を挙げてみよう。「オリックス生命」のがん保険「Believe」の「初回がん診断
一時金」は、その名称の通り、初めてがんと診断されたときのみ支払われる。
それに加え「がん治療給付金」というものがあり、がんの治療を目的として入院を
開始したときは「初回がん診断一時金」の半額が支払われる。
損失額が膨らんだときにその損失に見合った給付が受けられる保障を優れた保障と
考えると、がん保障は再発時の支払要件が重要である。
「Believe」では再発時に「初回がん診断一時金」は支払われず、その半額の「初回
がん診断一時金」は支払回数が無制限だが2年に1回の制限がある。
つまり、2年以内に再発すると、どちらも支払われない。
ところが同社の医療保険「新CURE」の「がん一時金特約」は、初めてがんと診断
されたとき、および2回目以降はがんの治療を目的として入院を開始したとき、
1年に1回を限度に何度でも支払われる。
再発時は「Believe」に比べ有利だ。
そして、昨年の就業不能保障ブームは、保険種類の境界が崩れる流れを決定的にした。
アフラック「給与サポート保険」の大量のCMは、病気やケガで働けなくなったときの
保障として就業不能保険の認知度を大きく向上させたのは記憶に新しいところだが、
単独の保険としては商品数が豊富とは言えない状況だ。
代わりに多くの保険会社が取り組んだのが、収入保障保険への就業不能系の特約追加だ。
昨年4月に「標準生命表」が改定されたのに伴い、多くの保険会社が定期保険の改定
を昨年4月から今年の4月にかけて行った。
定期保険の一種で、特に競争の激しい収入保障保険では保険料の大幅な値下げを行う
保険会社が目立ったが、さらに働けなくなったときを保障する特約を新たに加えた保険会社
も多かった。
注意したいのは、単独の「就業不能保険」と、これら収入保障保険の就業不能系の特約は、
支払要件が全く異なることだ。
前者は60日など一定期間の就業不能状態の継続を要件とする商品が主流。
後者は障害年金の等級、または身体障害者手帳の等級を要件とする商品が多い。
例えば、前者は個人事業主、後者は傷病手当金があるサラリーマンといった使い分けが
考えられるだろう。
さらに、後者は商品による要件のバラつきも大きい。
また、医療保険にも就業不能系の特約を付加できる商品があるなど、就業不能保障は
様々な保険種類に多様な保障内容で存在するようになった。
こうした流れは、保障の種類≒保険の種類だった頃に比べると、保障設計と商品設計の
分離を困難にする。
特約も含めた最新かつ高度な商品知識がなければ、そもそも保障設計を最善に行うことが
難しくなっているのだ。
また、こうした一種の複雑化は、個々のFPの商品知識の差を拡大する方向に働く。
結果として、高い保険相談の能力を持つFPと持たないFPへの二極化が進むと考えるのが
自然だ。
日々の業務で保険商品の知識を蓄積する機会が多い保険募集人のFPにアドバンテージが
あるのは、疑う余地がないだろう。
それでは、高い保険相談能力を持つFPになるには、どうしたらよいのだろうか。
大きく考えて2つある。
1つは実際に顧客に具体的な商品提案まで行うこと、もう1つは実際に提案を数多く
行っているFPの提案事例を学ぶことだ。
しかし、他のFPの提案事例を学ぶ機会は、意外に少ないのではないだろうか。
そこで、私が行った具体的な商品提案の事例を大量に公開する機会として考えた
のが、新セミナー「年200組超の相談FPの保険相談20事例とトレンド」。
興味のある人はぜひセミナー情報をチェックして欲しい。
↓↓↓今回ご執筆の「平野 雅章氏」のセミナー情報です↓↓↓
新しいテーマでのセミナーです!
◆6月22日(土) 13:00-17:00
「[特別]年200組超の相談FPの保険相談20事例とトレンド」
開業11年半で有料相談を3,000件依頼された保険・住宅ローンの専門家の平野雅章氏
は、保険募集人としても800件以上の契約を行っている実務家FPである。
また、保険に関する多数の執筆に加え、雑誌の保険ランキングの多くにも関わる
など保険の評論でも知られる。
平野氏が実務家と評論家の両方の視点から、保険商品で起こっている最新の変化
を整理。
さらに、直近の未加入世帯と見直しの有料相談事例を20厳選し解説する。
大手生保からネット専業保険、あるいは共済や住宅ローン団信の疾病保障まで
ボーダーレスに選択された商品も公開。
<カリキュラム>
1.FPテキストではわからない保険商品の最新トレンド
・標準生命表改定の恩恵を受けて死亡保障の主役となった収入保障保険
・ボーダレス化と多様化が進む就業不能保障
・治療費・自由診療・収入減補てんなど目的別に分化するがん保障
・年金や死亡保障以外に三大疾病も 外貨建保険の多様化
・充実する住宅ローンの疾病保障
2.保険相談の現場で本当に必要な知識とは
3.実務家FPによる保険未加入世帯の相談事例6選
4.実務家FPによる保険見直し相談事例14選
講師:平野 雅章
単位:リスク 4単位
詳細:https://www.kyoukara.jp/school/?detail=176
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≪執筆者紹介≫
平野 雅章(ひらの まさあき)
住宅ローンや保険を中心に2,000件超の相談実績を持つ、
有料相談専門のファイナンシャルプランナー(FP)。
成蹊大学を卒業後、通算17年間企業のマーケティング部門に携わる。
2007年に横浜FP事務所を開業。
2011年より(一社)全国ファイナンシャルプランナー相談協会の代表理事に就任し、
FPへの相談普及にも尽力。
2017年より神奈川県立産業技術短期大学校の非常勤講師も務める。
豊富な相談経験を活かし、住宅ローンや保険に関するマスコミ取材・執筆も多数。
住宅ローンやライフプランセミナー等の講師も多い。
CFP認定者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士。
■事務所ホームページ:http://www.net-fp.com
主なマスコミ取材・掲載
■新聞・雑誌
読売新聞、日本経済新聞、朝日新聞、毎日新聞、産経新聞、東京新聞、
週刊ダイヤモンド、週刊東洋経済、週刊朝日、サンデー毎日、週刊文春、
週刊現代、中央公論など掲載100媒体超
■Web
Business Journal(サイゾー)「FP相談1600件でわかった全体最適マネー術」を連載中
http://biz-journal.jp/series/masaaki-hirano-fp/
※4/4発売「日経トレンディ」の特集
「親・自分・子供の3世代マネー最適解 得する保険・相続
・教育費」に取材協力し、コメントが掲載されました。
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編集者:小島 三佳
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