FP向けメールマガジン FP E-PRESS

今週はFP深野康彦さんのFP向けコラム!ESG運用の真打ち登場【FPコラム】/(Vol.1049 2021/7/7)



■□■□■ FP E-PRESS(エフピーエプレス)(Vol.1049 2021/7/7) ■□■□■

皆様こんにちは、エフピー研究所の今野です。

先週、「家計ポートフォリオ分析ソフト」を発売しました。
どんなソフトか是非ご覧下さい。

<動画解説(7分)>

https://youtu.be/Ela8ljUGcTE



【現在受付中のオススメセミナー】

・7/17(土) 黒田講師 
 【オンラインセミナー(ウェビナー)】看護師FPが伝える!
 がん保険の診断給付金プランニングの注意点

<概要・お申込みはこちらから>
https://www.kyoukara.jp/school/?detail=238

・7/24(土) 小川講師
 【オンラインセミナー(ウェビナー)人生100年時代に備える
 資産形成!基礎から押さえるiDeCo・つみたてNISA

<概要・お申込みはこちらから>
https://www.kyoukara.jp/school/?detail=237

・8/28(土) 馬屋原講師
【オンラインセミナー(ウェビナー)】コロナ禍で売上げ拡大中!
 明日から取り組めるオンラインを活用したFPビジネスの展開について

<概要・お申込みはこちらから>
https://www.kyoukara.jp/school/?detail=239


━【 今週のラインアップ 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


● FPインターネット継続教育のご案内
 
● FP名人無料説明会のご案内

● FP業務 お役立ちコラム


━━【 FP継続教育 通信講座のご案内 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ 「今日から始めるインターネット継続教育」
  AFP15単位,CFP30単位の取得可能。

・2月1日からAFP15単位コースの価格を2,970(税込)から1,980円(税込)に引き
下げました。

AFP 15単位【1,980円税込】
CFP 30単位【2,970円税込】

  お申込みはコチラから
   WEB⇒ https://www.kyoukara.jp/index2.php
   スマートフォン⇒ https://www.kyoukara.jp/sp

     
■ 「今日からはじめる速達便継続教育」テキスト(冊子)版
  (パソコン・インターネットが苦手な方におススメ)

  お申込みはコチラから
   Tel⇒ 03-5803-2167   
   WEB⇒ https://www.kyoukara.jp/paper

━━【 FP名人 無料説明会のご案内 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【FP名人新規ご購入を検討中のお客様へ】

  ~~ 概要 ~~

 ・FP名人の新たに購入することを検討中の方を対象とした説明会です。
 ・事前予約制、約30分+質疑応答の説明会(無料)となります。

 「実際の操作画面を見てみたい、質問したい」という方は、ぜひご参加ください!

なお、ウェビナーという形式でZoomを使用して説明しますので、カメラやマイク
 は不要で、他の参加者に顔や名前が見えることはありません。
 お気軽にご参加下さい。

■■□オンライン説明会■■□

 全国どこにお住まいの方も、パソコン・タブレット端末があれば参加できます!
 
<開催スケジュール>
 
2021年 7月9日(金)10:00~


お申込みはこちらから
https://www.fptool.jp/event/

皆様のお申し込みをお待ちしております。



━━【 お役立ちコラム 】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


「ESG運用の真打ち登場」

 (執筆者:ファイナンシャルプランナー 深野 康彦 )


――――――――――――――――――――――――――――――――――

ESGに対する取り組みを投資対象選びに反映するESGファンド。昨年度1年間で
その純資産総額は4倍超に増えています。環境(Environment)・社会
(Social)・企業統治(Governance)の頭文字をとった「ESG」
投資。

投資対象を選ぶ際にESGに対する取り組みを反映させて運用されるのがESG
ファンドです。2020年7月、アセットマネジメントOneが運用する「グローバル
ESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)」が、運用開始時に約
3800億円と歴代2位の資金を集めたことから人気に拍車かけたようです。

同ファンド、足下では純資産総額は1兆円超えとなっており、ETFを除けば全
ファンドの中でトップの大きさに成長しています。ESGファンド全体でその純
資産総額は2021年3月末で約2兆4500億円と、1年前と比較すると4倍もの残高を増や
しています。


昨年度、個人投資家は日本株ファンドを1兆4000億円も売り越した一方、海外株ファ
ンドは4兆7000億円を買い越した要因の1つにESGファンド人気が一役買っている
といっても過言ではないでしょう。

人気の背景はESGやSDGs(持続可能な開発目標)が世の中に進展したことが
上げられ、中でも「カーボンニュートラル」に注目が集まりテスラ株が急騰。

ESGファンドのかなりのものがテスラを組み入れていたため、運用成績が好調
だったことも人気を集めた背景といえるでしょう。人気を反映して新規設定される
ESGファンドが増えている中、ESGという言葉が出来る前から、いち早くES
Gの観点に基づいた分析で運用を行っていたのがコムジェスト・グループ(FPに
は略称の「コムジェスト」といった方がよいかもしれません)です。

同社はフランスの初の独立系運用会社で、個人投資家より法人(機関投資家)から
の支持が高い運用会社です。個人向けであれば、セゾン投信の「セゾン資産形成の
達人ファンド」の欧州株、新興国株、日本株式(一部)の運用を行っているのが
同社なのです。

同社はESGという言葉が出来る前から、いち早くESGの観点に基づいた分析を
投資のコアとしてきた運用会社。同社の代表取締役高橋庸介氏によれば、やっと世
の中が弊社の運用スタイルに追いついてきたと述べていることが印象的です。

ESG人気が盛り上がり始めて1年前後経ちましたが、ESGファンドも人気が持続
するのかやや疑問が残るFPも多いのではないでしょうか。古くは「SRIファンド」
や「エコファンド」などの一時的に注目を浴びたファンドがありましたが、いずれも
一発屋芸人のごとく単なる流行で終わってしまったからです。

加えて、個人投資家が運用管理費用(信託報酬)を含めた投資コストに敏感になった
ことから、コストの高いアクティブ型ファンドを敬遠する傾向があるからです。

つみたてNISAの主力がインデックスファンドであることもアクティブ型には
向かい風といえるでしょう。事実、昨年位から個人投資家の人気を集めているのは
ESGファンドを除けば、米国株価指数に連動するインデックスファンド、中でも
「S&P500株価指数」がかなり人気を集めているのです。

指数を上回り続けるアクティブ型ファンドは少ない(特に海外株式型)ことから、
インデックファンドへの投資は合理的といえ、FPの皆さんもインデックス型を
勧める人も多いと思われます。

S&P500株価指数連動のファンド(ETFを含む)は、投資の神様と称される
ウォーレンバフェット氏も個別株投資で迷うなら同指数連動のファンドを購入しな
さいと勧めていることから理にかなっていると思われることでしょう。

運用成績も中・長期でも良好、投資コストも低い、つみたてNISAの対象商品で
あることから非の打ち所がないように見えるのですが、ESGやSDGsの観点から
は大きな落とし穴があることを見逃してはならないのです。

人気のS&P500株価指数ですが、組み入れ全500銘柄を確認したことが皆さんは
ありますか?

ありますかとお聞きするのは愚問で、FPなら当然調べた上でお勧めやご紹介をし
ていることでしょう。筆者はかなり昔に確認した以降、確認を怠っていたので改めて
全500銘柄を確認すると5銘柄、全体の1%が軍需関連銘柄だったのです。たとえば
「レイセオン・テクノロジーズ」は航空宇宙・防衛産業を代表する巨大軍需企業。
「ハンティントン・インガルス・インダストリーズ」は原子力潜水艦を建造できる
2社のうちの1社で、空母、強襲揚陸艦なども建造しています。その他3社は割愛させ
て(皆さん調べて見てください)いただきますが、ESGやSDGsに共鳴しなが
らも、実際の投資やお勧めをするのはS&P500株価指数連動のインデックファンド
では、考えと行動が矛盾していることを肝に銘じなければならないのです。

昨今の風潮でいえば「投資コストが低ければ、運用成績が良好なのだから良い」で
片付けてはいけないと思われるのです。


話を元に戻せば、ESGという言葉が出来る前から、いち早くESGの観点に基づ
いた分析を投資のコアとしてきたコムジェスト・グループ。同グループのコムジェ
スト・アセットマネジメントが満を持して新規設定したのが、「ESGフォーカス
コムジェスト・クオリティグロース・日本株式ファンド」、「ESGフォーカスコ
ムジェスト・クオリティグロース・世界株式ファンド」の2本のファンドです。

交付目論見書などを見ると、運用・設定は「新生インベストメント・マネジメント」
になっていますが、実質的の運用はコムジェスト・グループが行っています。

2本のファンドに共通するには、投資判断においてESG分析を重視。日本株式型は
日本株の、世界株式型は世界の「クオリティグロース企業」を厳選し、長期投資を
行って運用されます。

6月末現在、購入できるのは新生銀行、エース証券、マネックス証券の3社ですが、
順次取扱い金融機関は増やしていく予定です。同じ投資戦略で運用が行われている
円ベースの運用成績は、日本株式(運用開始は1994年4月)が過去3年での年率換算
で16.66%(2.15%)、過去5年が16.79%(5.50%)、2009年7月来15.64%(8.23%)
となっています。( )内の数字はTOPIXのトータルリターンです。

海外株式(運用開始は1991年7月)が過去3年での年率換算で12.79%(6.91%)、
過去5年が13.88%(8.88%)、2008年来9.83%(5.23%)となっています。
( )内の数字はMSCI AC Worldです。

過去の運用成績は将来の運用成績を保証するものではありませんが、指標となる指数
を大幅に上回っていることから期待が出来るファンドといえるのではないでしょうか。
運用環境は良い局面も悪い局面がありますが、2つの投資戦略はいくつもの大幅調整
(急落局面)を乗り切ってきた運用のノウハウがあると思われるからです。

玉石混交のESGファンドですが、注目の運用会社(ファンド)が登場してきたと
いえるのではないでしょうか?要注目です。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――
<執筆者紹介>

深野 康彦(ふかの やすひこ)
有限会社ファイナンシャルリサーチ代表 
ファイナンシャルプランナー

1962年生まれ。大学卒業後、クレジット会社を経て独立系FP会社に入社。
FP業界歴32年(2020年4月現在)を誇るベテランの1人。
金融資産運用設計を研鑽して1996年に独立。
現在の有限会社ファイナンシャルリサーチは2006年に設立(起業2社目)。
さまざまなメディアやセミナーを通じて、資産運用のほか、住宅ローンや
生命保険、あるいは税金や年金などのお金周り全般についての啓蒙を
行っている。
日本経済新聞夕刊「投信番付」のほか連載多数。
新聞・マネー雑誌、経済誌などへの執筆・取材協力および金融商品などの
データ提供を行いながら、テレビ、ラジオにも多数出演している。

主な著書:『これから生きて行くために必要なお金の話を一緒にしよう』
(ダイヤモンド社)
     『会社が傾いても自分だけは大丈夫病』(講談社)
     『あなたの毎月分配型投資信託が危ない!』(ダイヤモンド社)
     『1万円から始めるETF投資』(日本経済新聞出版社)
      など多数




━━【公式Twitterアカウントを開設しました!】━━━━━━━━━━━━━━
アカウント:@fplabo2
弊社のセミナー情報やFPに関連するような情報を発信していきます。
ぜひフォローをお願いいたします。
https://twitter.com/fplabo2
※Twitterアカウントをお持ちでない方も、上記リンクからご覧いただけます。

━━【アドレスの登録・変更・削除】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

メルマガ変更、削除はこちらから手続きをしてください。

※変更の場合は、現在、配信中のアドレスの解除をした後、新しいアドレスで
 メルマガに新規登録をしてください。

⇒ https://www.fplabo.co.jp/fplabo/magazine/front.php

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

『 FP E-PRESS(エフピーエプレス) 』(以下「本サービス」)は
株式会社エフピー研究所(以下「当社」)が発行するメールマガジンです。
本サービスの著作権は当社に属し、当社の許可なく複製・再配信などを行うこと
はできません。また、当社はご利用者様の本サービスご利用により生じた損害に
つきましては、その責を負いません。

※このメールマガジンは送信専用アドレスから配信されたものです。
本メッセージの返信メールに対するご対応はいたしかねますので、
あらかじめご了承願います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

発行元:株式会社エフピー研究所
〒113-0033 東京都文京区本郷3-32-10 BR本郷3ビル 3F
発行者:エフピー研究所
URL : https://www.fplabo.co.jp

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━